出刃包丁

主に魚や鶏の身を捌く、卸す、骨を断つなどの下処理全般に使用する最も標準的な型の和包丁です。
峰全体が厚く頑丈な片刃になっており、通常は刃元3~4割ほどを叩きや割りなどの荒ごなしに、先6~7割ほどを捌きや卸しに使い分けられます。
大きさは5分(1,5cm)刻みで細かく分かれており、効率よく捌くために魚の大きさや種類によって大小使い分けるのが一般的です。
ご家庭で小ぶりの魚から中型の魚まで1丁でという方には4寸5分(135mm)、5寸(150mm)、大きめの魚や骨が硬い鯛などを卸す場合には、6寸(180mm)ほどの刃渡のものをおすすめしております。
当店の炭素鋼(白紙・青紙)の出刃包丁は、鋼のコシがしっかりと出るよう入念に鍛造し、水焼きで焼きを入れることで硬みを強く出す、切れ味と刃持ちの両立を探究する関東鍛冶の特徴を活かした製品です。
また、腹を張らせ過ぎず峰も切っ先に向けて少し厚みを抜いた、身への入りを良くした昔ながらの東型で、魚を卸した際のツヤを考慮し本霞仕上げにしています。
マチは取らないため刃の長さはアゴから切っ先までを測ります。

※出刃包丁には「相出刃」「柳出刃」「身卸」「舟行」「黒出刃」など形状の違いによって様々な種類があります。

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使用鋼材

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錆びる

  • 炭素鋼
  • 白紙二号鋼
  • 青紙二号鋼
  • 白紙壱号鋼(受注製造)

錆びにくい

  • 不銹鋼(ステンレス)
  • 銀紙三号鋼(一部モリブデン鋼あり)

造りについて

素材から丹念な鍛造を施し、特殊な焼入れ・焼き戻し工程を経て仕上げています。丹念に仕上げた刃は非常に力強くて堅く粘りのある欠けづらい刃になり、抜群の切れ味と持続性を実現します。
長年研いで使い込み、例え刀身が細くなってしまってもその切れ味が変わることはなく、包丁の役目が終わるまで長い年月に亘ってご利用いただけます。

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名入れについて

ご依頼いただいてからすべて職人の手作業で彫刻いたします。ご自身の特別な一丁としてはもちろん、世界に一丁だけのオリジナル包丁として贈り物にも大変好評をいただいております。
漢字、ひらがな、カタカナ、ローマ字での名入れが可能ですのでお気軽にお問い合わせください。

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